舞鶴在宅介護者の会便り
No. 2
コ ス モ ス
発行2000/2

◆第1回介護者の集いを開催
1月22日、公文名の京都トヨペット会議室において初めての集いを開きました。
31人が出席し、それぞれの普段の介護の様子や、心の葛藤など語り合うことができました。笑いや共感の中、会員同士の距離がぐっと 縮まったのではないでしょうか。お忙しい中ご参加くださって有り難うございました。
 
◆参加していただいた方より感想、体験文を頂きました。


★集いに参加して   U・Yさん
 第一回舞鶴在宅介護者の集いに参加して、会員の皆様がずっと以前からの知り合いのように和気あいあいの内に日頃の苦労や体験談を心を開いて話してくださり、大変感動いたしました。私も悩みや思っていることを聞いていただき、理解してもらえる仲間があるということが本当に嬉しく思いました。
それぞれ状態は違っても皆様が前向きに取り組んでおられる姿に励まされ、私も負けないように頑張ろうと、元気が出てきました。
 要介護認定結果の通知も受け取り、いよいよ四月から介護保険サービスが始まります。未だはっきりしない部分があるようですが、これからはよりよいサービスを受けるために、介護者もしっかり勉強しなければならなくなります。介護される人、する人両方に最も良いサービスは何か、技術の確かな業者はどこかなど賢い利用者、賢い消費者になれるように、会員の皆様からの情報や、知恵をお借りしたく思います。よろしくお願いします。

★コスモスに寄せて E・T さん          
在宅介護者の会の発会総会には都合がありまして出席できませんでしたので、第一回の集いには参加しなくてはと思い出席させていただきました。
自己紹介で、皆様それぞれお話なさいましたが、案外割り切ったお考えで、介護なさっているなと感じました。
 私自身も父を母と二人で介護しているので比較的楽にお世話しています。今から思えば、父が未だ元気な頃 頭や顔にいっぱいけがをして帰ってきました。「どうしたん」と聞くと、「前のめりになって足がついてこなくてこけた。」とのことでした。そのときは、「気をつけないといけんね」なんて話していたのですが、これが脳梗塞の兆しだったのかなと思います。
 それから後に自転車に乗っていて自分が思うのと反対にハンドルが動いて、こけてしまったと言い、入院になりました。入院中にはお医者さん、看護婦さんに随分お世話になり三カ月たって退院となりました。私も母も不安だらけでしたが、家に帰ってくると精神的に安心したのか日々良くなりました。でもリハビリを痛がってしなかったため左半身は自由が利かなくなってしまいました。
 現在は食事時に自分で起きあがることをリハビリとしています。右手はしっかりしているので、食事は一人で食べています。自分でするということは、すごく大切なことだと思います。
介護する方よりもされる方が随分気遣いしていると思います。介護の会の皆様がもっと密な関係になりお互いを励まし、知恵の交換をし勉強をして末永くおつきあいができるようになればいいと思います。
 自分の出せる力を、いっぱい出して、焦らず希望を持ってこれからも父のお世話をしていこうと思っております。

★私の介護体験   H・Kさん
母は、目を開けない.口も開けない。しゃべらない。スプーンも箸も持ってくれない。寝返りもしないのです。ただ、話すと分かることはうなずいてくれることと、服を着るときに、手を「通して」「曲げて」「伸ばして」というと左手だけは動かしてくれます。
 右手は平成10年12月13日から急に動かせなくなりました。その日から声も出なくなりました。私はショックでした。そんなある朝「おばあちゃん、おはよう」と言ったら、「おはよう」と、久しぶりに聞く母の声に自分の耳を疑い、「おはようっていってくれた?」と母の顔を見ると一生懸命にうなずいているのです。私は、小躍りしもう声は聞けないものと思っていたので「ありがとう」を連呼し母を抱きしめていました。
 その日から、声が聞きたいがため今まで以上に母に話しかけております。ほとんど聞けない日ばかりですが、3週に1.2回位は聞ける日があるのです。一方通行な会話なので人が聞いたら「おかしくなったんでは?」と思われているやろなと苦笑します。
 食事は、ほとんど口も開けてくれないので、左手の指で口をこじ開けて、少し空いた透き間からスプーンで入れてやります。おかず類は、全部練ったり、つぶしたり、すったりまな板の上で形がなくなるまで包丁でたたいたりして、口に入れてもいつのまにかのどに流れてしまうくらいにしたものを作ります。四苦八苦して口に入ってもなくなるまで時間がかかり、全部終わるのは2〜3時間半必要です。
 でも、1週間に1回市民病院の先生が往診してくださるのですが、「寝たきりの方が、便秘していないのは珍しいこと」と言ってくださり励みになります。色々して食べさせていても、その言葉だけで又頑張って作ってやろうと思い、心も春うららで、蝶が飛んできそうな気分になります。
 母はしゃべらなくても、してあげただけ私に答えてくれていると思えるのです。これからも一生懸命看させていただきたいと母の心に話しかけております。看てあげたくてもそれができない人もあるのに、母から学ぶことも色々あるし、幸せ者だと母に感謝感謝の日々です。

 


お知らせ

◆福祉用品の宅配システム利用について

 東商連では、この度介護者を支援するため、介護用品の宅配システムの実施を近く予定されています。これは、居ながらにして端末機の操作により、例えばおしめ等好みのものを自由に選択し注文でき、宅配してもらえるという便利なシステムです。
私たち介護者の会では、現在のところ、試行的に5名程度の利用を考えております。端末機取り付け料、利用料は無料です。但し宅配料は、1件に付き100円を負担していただきます。

◆老人保健施設『すこやかの森』の見学について
4月1日オープンし、同時に在宅介護支援センターも開設の予定です。在宅介護が困難になった場合、施設への入所が可能となります。又ショートスティも受け入れていただけます。この新しい施設の見学を下記のように予定しています。
関心をお持ちの方は、一度見学に行ってみましょう。
日時:3月26日(日)1時30分〜
集合場所:引土 すこやかの森 玄関前 78-3001

◆ ケアハウス 『 グリーンプラザ博愛 』の見学について
3月1日オープンのケアハウスで、特別養護老人ホーム、ショートスティ、デイサービス、在宅介護支援センターも併設されます。
日時:4月30日 (日)1時30分〜
集合場所:市場 グリーンプラザ博愛 玄関前 63-1250


  平成12年度 総会について
  日時: 4月9日(日)11時〜
  場所: 中舞鶴 社会福祉協議会
 詳細は、追ってお知らせいたします。是非ご参加ください。

◆介護保険 『 出前相談サービス』 開始いたしました
 今回は <65歳未満の人でも介護保険のサービスが受けられますよ! > というケースのお宅を2軒、2月初旬に由里、矢口、藤本の3人で訪問いたしました。
一般的に介護保険は65歳以上の方が対象となっていますが、病気の種類によっては40〜64歳の方でもサービスを受けることができます。各ご家庭を訪問し介護保険制度全般の説明から、要介護認定の申請状況、認定されるまでの過程、ケアプランについて等お話や助言をさせていただきました。
どちらの方も脳血管疾患(脳出血、脳梗塞等)が原因なので介護保険に該当し、保険のサービスを受けることができます。


お二人のケースともご家族の方が精一杯深い愛情に満ちたお世話をされている姿にはすがすがしい感動を覚えました。又それ故サービスを受けることに、大きな不安をお持ちのようでした。
「言葉が話せないので、十分な世話が受けられなかったらかわいそう」
「他人にはちょっとした気をつけてほしい点は分かってもらえないのではないか」 など介護保険がスタートしたからといってすぐに、安心して満足のいくサービスが受けられるかは疑問な点も多いことと思います。これから先、各施設やサービス業者の実績や評判もしだいに皆さんの耳に届くようになるでしょうし、サービスを提供する側の考え方やスタッフの意識も変わっていくと思います。


 しかしそれを待っているだけでなくサービスを受ける側の私たちも希望や要望をどんどん口に出していくことがサービスの質の向上につながっていくとても大切なことだと思います。せっかく出来た制度なので、少しでも使いやすいように変えていく努力をしてみましょう。
又 この度実際に2軒の家を訪問してみて、介護保険のことだけでなく市の政策等について、分からなかったり、ちょっと疑問だったりしても、話す人や相談窓口が見つからない為に自分の胸にしまい込んでしまったり諦めてしまうことが、多々あるのではないかと考えさせられました。
その小さな窓口の役目も少しでも果たすことができればと思いました。
出前相談サービスはまだまだ受け付け中ですので、遠慮なくご相談ください。



◆編集後記
思いがけない大雪で、皆さん大変お困りだったことと思います。
連日の雪かきでお疲れが出ていませんか? 暖かな春の日が待ち遠しいですね。
今回は3人の会員さんに原稿をお願いしたところ、快く引き受けてくださって、すぐに届けていただきました。コスモスも今回は2枚となりましたが、きっと皆さんの大きな励みになったことと思います。本当に有り難うございました。