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舞鶴在宅介護者の会便り
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No. 20
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コ ス モ ス
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発行2003/11
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◆コスモスによせて 副会長 上林千鶴子
11月に入り20度を超す好天気に恵まれ、我が家では洗濯は毎日欠かすことが出来ないので大助かりでしたが、中頃近くになって急に気温も下がり冷たい雨がよく降るようになりました。皆様お健やかにお過ごしでしょうか。介護には休みがありません。体長を崩されませぬように願っております。8月中旬以来主人は毎月のように入退院を繰り返しています。そんな中、娘が以前から予約をしていたと京都劇場でのミュージカルに誘ってくれました。入院中の主人を置いて心は迷いに迷いぬいていた時、看護婦さんから偶には気分転換も必要だと促され出かけることが出来ました。1988年息子が米国留学中ニューヨークでのミュージカルに招待してくれたことを思い出しました。米国では何事にもチップが必要ですが、まさかお手洗いでチップとは思いもしませんでした。入り口に黒人女性が立っていて缶が置いてあり、チラと見ると底に硬貨が少し入っていました。ポケットに小銭を入れてくればよかったヮと思いながらその女性ににこっと会釈をして立ち去りました。ある日本人が食事後チップを置き忘れ追いかけられたという話も聞きました。その時のミュージカルのストーリーはすっかり忘れましたが、舞台装置の規模が雄大であり、頭の上の方まで全世界の有名な機関車が走り廻る中、日本の新幹線も出てきた時、びっくりもし嬉しくなって思わず拍手したように思い出しています。
京都での美女と野獣も大変素晴らしく、「信じていれば夢はかなう」の心にとても感動しました。或る王子が貧しい身なりの老人に助けを求められたのに冷たくあしらった為に、魔法を
かけられ野獣となり毎日嘆く中、美人女性と出会いその優しさに触れ、自分自身も心を入れ替えた時王子に戻るという物語でしたが、出演者の声量、舞台装置、諸々に圧倒された2時間30分でした。夢が覚めないまま娘と孫娘に見送られて最終電車に落ち着きました。主人が何事もなくいてくれた事にほっとしましたが、その後娘の入院、手術、退院と目まぐるしい日々の中、会の人々、医療関係、知人友人、家族の支えがあればこそ毎日を過ごす事が出来るこのごろを感謝の気持ちでいっぱいです。*秋はたくさんの行事がありました。お忙しい中ご参加くださいました皆さん、当日は参加できなくても準備に協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
残念ながら今回は参加できなかった方も、次の機会にはよろしくお願いします。
◆痴呆と向き合うくらし講演会に参加させて頂いての感想 竹内初子
9月28日中総合会館で「痴呆と向き合うくらし」と題して公開講演会が開催されると聞き、参加させて頂きました。
現在私は要介護5の夫と要介護2の母を介護しており、毎日の夫の全面介護と母の介助、家事などに追われほとんど外出する事は出来ません。又介護をはじめて5年と経験も浅く戸惑う事ばかりです。今回のように在宅介護者の会を通じての催しは心身共にリフレッシュができ又勉強にもなり大変楽しみにしています。講演会の参加者や参加団体の方々の中には、痴呆や老人問題専門の先生や神経内科の先生などがおられ、貴重なお話を聞かせて頂きました。基調講演では「痴呆症・どうすれば予防できるか」というお話のもと、食事の問題や気がつい
た時の心構えなどが話され、私達老いていく者が<必ず通る道>だなあと感じ、改めて自分を見直し、取り戻した気がしました。基調講演の後のシンポジュームでは、現在痴呆のお父さんを家族で介護しておられる方の介護のあり方のお話があり、家族の方々の大変な様子が目に見えるようでした。続いて支援センター職員の方から、支援センターの状況や利用の仕方など、又かかりつけ医からは医療についての医師の立場からのお話など、貴重なお話を聞かせていただき有意義な一日でした。
今回は痴呆をテーマにした講演会でしたが、これからは色々な障害を持った方々の介護をする者・受ける者・支援者などがお互い助け合い語り合って、一人一人が快く介護できるようになればいいと思いました。
◆「秋のホットストリートIN舞鶴」に参加して 倉橋寛
八島通りのど真ん中に陣取り、オムツのサンプルやチラシをテーブルの上に並べた。パネルにはカラーペーパーに介護者の会の紹介等を書き、色々な形に切り抜き華やかにして少しでも歩いている人の目を引くようにした。
始めのうちは通り抜けていく人ばかりでどうなるものかと思っていたが、そのうちオムツの相談を受けたりチラシを持って帰る人もあった。会員になってくれた人もあり嬉しくホットな気持ちになったひと時だった。印象的だったのは、ある女性がお姑さんを在宅介護されている話をポツリポツリとされ、一人で頑張りすぎではと思い、頑張り過ぎない介護をという話を始めるとみるみる涙目になられた。私も一生懸命義母を看ていた時の事を思い出し、女性の大変さが胸に伝わってきて涙目になった。話しているうちにお姑さんを気にして帰って行かれた。デイかショートの帰宅時間が気になったのか・・介護しているものは外出していても時間を気にしなければならない、自由がない、と空しくなった。もっと話を聞いてあげたかった、名前も聞けばよかったと反省している。色々な人たちと話ができたことが私にとってもよかったなと思う。あの女性が元気で介護されている事を願いながら乱文を収める事にいたしましょう。(森さん・藤本さん・上林さん・森川さん・岡野さん・倉橋が参加しました。)
◆高齢者介護を考える集いに参加 森川秀子
11月8日「地域ケアを皆ですすめよう」のテーマで、まず舞鶴市健康増進課から舞鶴市の高齢者介護をとりまく状況の説明がありました。高齢化率は22.3%、そのうち4人に1人が65歳以上の高齢者となるでそうです。要介護認定の状況は要支援・要介護1に増加が見られ、その分全体的な増加になっている。(H12年2175人、H15年3163人)。市の介護保険財政もそれに伴って増加、H15年は全予算の6%15億円。在宅介護サービスの中で一番多く利用されているのが訪問介護(約60%)、次いでショートステイ(約30%)。予測では16年にサービス利用がやや増えるがそれ以降の増加は横ばいに推移するそうです。2015年には団塊の世代(戦後のベビーブーム)が65歳以上になるので高齢者介護がより大きく問題視される。高齢者の生きがいと健康づくりを目的とした、介護予防事業「地域ふれあいサロン」、「ふれあい教室」、「高齢者いきいきトレーニング」等が行われております。2015年の高齢者介護の目標は「高齢者の尊厳を支えるケア」とか‥‥。
高齢者リハビリのプロフェショナル備酒伸彦先生の《生き生きすこやか長寿バンザイ》と題しての講演がありました。先生の話の中から2,3紹介します。T一人で考えていると、もしかしたら視野は狭いかもしれない、一人で考えるのではなく相談できる仲間をつくるUTボランテイア活動の現場で自分がよかれとしたことでも相手にはそうでない場合がある、言葉足らずで誤解が生じるから「ちょっとこう思うけれど何う?」とか一言訊ねるUT廃用性機能障害を防ぐには、もっと福祉用具の利用を考える。例えば移動させるのにリフト、ボードを使えば楽に移動が可能、楽に起こせ、車椅子に乗せられれば、臥床時間も少なく出来る。道具は身近に置くUT福祉の進んだ国スエーデンでのことであるが、或る町は石畳の凸凹道であるがそこを車椅子、杖歩行の人が何の苦情もなく何人も通行しているのを見かけ、また昇降機のついたバスにも必ず利用者があって乗り降りしている、階段のあるところも多いにもかかわらず、多くの障害者は外出している。我が国にも昇降機つきバスが走っているが利用してい
る人が稀であり、障害者の外出が少ない。福祉は自分たち(障害者自身)で作っていかなくてはUと言われる。T高齢者は肺炎で亡くなることがあるが、嚥下性肺炎が多い。口を清潔にしている時の唾液は少々気管に入っても肺炎の心配はないが、食べカス等で口の中が汚い時の唾液が知らず知らずに気管に入ると嚥下性肺炎を引き起こしやすい。食後は歯を磨いて口の中を常に清潔にしておくのは大切なことです。
今回は参加者の少ない集いでしたが、内容のある話を聞くことが出来ました。これからもこのような勉強の機会があれば参加したいものです。
◆博愛苑で入所者への慰安活動に参加して 由里義雄
施設入所者に対する慰安活動については、役員の新保さんの積極的な取り組みにより、昨年末、加佐デイサービスセンターや寿荘等で実施し大変好評を得ており、可能な限り継続実施を期待していた一人ですが、11月12日博愛苑において、入所者(ショートステイ・老人ホーム等)約50名に対し、踊り・民謡・手品・腹話術…等大きな拍手のもとに実施して頂く事ができ、一会員として大変嬉しく思いました。
[参加者11名:市川・新保・倉橋・森川・織田・佐藤・岡野・矢口・由里・越後・崎山]
参加者の皆様ご苦労様でございました。
◆ ミニ集いに参加して 織田恵美子
11月16日に南公民館で、ミニ集いが行われ出席しました。
「ケアプランを見直してみよう」と題して、3名の方が、要介護者のケアプランを発表されました。
お互いのサービスについて、質問などが出され、
「訪問リハビリの○○先生が良いよ」「ヘルパー、訪問看護でどんなサービスを受けているの?」など、いろいろな話し合いが出来て良いミニ集いだったと思います。
これからは、先生・ケアマネージャー・サービス等すべてが選ばれる時代になるから、自分が何を求めているか、しっかり考えていかなければならないと思います。
《 随想 》 由里義雄
私たち在宅介護者の会は概ね1年間多くの協力者の下での設立準備委員会を経て4年前平成11年11月28日「舞鶴在宅介護者の会」として発会した経緯、そして今日までの会の存在、活動、介護保険制度の実施とサービス状況、評価等々について、今私はたまに想いにふける事があります。不肖私3年余の間、会長として努めさせて頂いたことも含め、あれでよかったのか、もっとこうすべきではなかっただろうか…真剣に考え込む事もあります。
私は二人暮らしの妻が突然脳内出血のため倒れ、15年余在宅介護をしてきただけに現在介護されている方々のご苦労は分かるつもりでおります。腰痛や怪我の為の通院、又田植え、稲刈り等の時期は途中おむつ替え、痰の吸引、寝返り等大変でしたが、介護保険制度が実施される平成12年4月の直前に死去いたしました。然し私は何一つ後悔もなく「よく頑張った、安らかに成仏してください。」・・…と、今日もなお朝夕仏壇で会話し心経をあげる等供養に努めております。
要介護者の状態はそれぞれに違い、画一的なアドバイスをする事は難しいと思いますが、ためらっていたのでは…と思いながら私なりのアドバイスをさし上げておる今日です。介護保険制度ができ4年を迎えようとしていますが、私はまだまだ要介護者だけでなく介護者の要望が十分に満たされていない等不満があります。サービス事業所(施設)の不足、担当職員の不足等根本的要因のある事は理解しているものの、大変難しいのではないでしょうか。介護なさっている皆さんは現状を理解し、現サービスを可能な限り利用しながら在宅介護に努めなければならないのではないでしょうか。
私は数あるボランティアグループの中で、本当に介護者の日常の苦労をよく知った上での直接的な援助、心のケア等活動をしているのは唯一、私達介護者の会ではなかろうかと・・…。ちょっと気負い過ぎでしょうか。新入会員の増える中で介護者の会の魅力を持続し、地域福祉に貢献していこうではありませんか。
私は入会を勧める関わりの関係から、担当以外の方々についてもおむつの宅配、要介護者との会話、介護者の心のケア等々のため暇を見つけ訪問しております。
想いのままに鉛筆を走らせてしまいましたが、今回はこれで終わりにします。
最後に私はさらに会員同士のコミュニケーションをより強化し、如何にすれば地域社会のよい評価を受ける事ができるか等々に対しても、改めて見直しも必要ではないかと思っております。
《 振り返って 》 団野三代子
あんたようやったなあ・・。聞き流せば何でもない一言。亡くなって早いもので一年を過ぎようとしています。何の心得も無い手探りの介護の世界、暗闇の世界。ようやったも無い。私がしないで誰がすると言い返したい気持ちでした。脳内出血で倒れて右片麻痺・失語症と大きなハンディーをかかえての戦い。その日を境に返事もできない相手に、何でや!と大声を出したい、泣きたい、それでも看んならん、看てあげたい。
頑張りとおして十年幾余、時々には元気で仲のよいご夫婦にお逢いすると、理由もなく羨ましくなる。私だって女や、おしゃれもしたい、介護疲れでやつれた顔して可愛そうにと同情されたくないと必死で頑張りました。元の身体に戻る事もなく車椅子とベッドの生活。スポーツ好きで元気だったのにせめて言葉が話せたらと思い歯がゆい事の繰り返し。それでも二人だけで通じる事も多々ありました。一昨年忘れもしないマーレでの(12月8日)昼食会。思いっきり美味しいご馳走を頂いて楽しませていただいたその夜、胃瘻からクリミールの落ちがいつもとちょっと違い、変だなあと先生にも相談し、時間を計ったが何とか落着いてホッとしました。でも足が冷たいしなあと思いながら、私も昼間楽しませていただいたから今夜はお父さんサービスするわと冗談交じりであっちこっちとマッサージや摩ってあげて、もう遅いから休もうねと・・・声かけしてかすかに首を振ってくれたように感じ安心して床に入りました。明早朝いつものケアを済ませた後、なんとなく感じる異変。でも自分で認める事が出来ない、救急車内での心臓マッサージをしていただくと反応するが、止めるとすーと消えて望みは無いのと同じ。今日まで二人で頑張ったんや、無理して起こさないで静かにしてあげての思いが入り混じり複雑この上ない気持ちでした。
最後のケアもできて死を迎えた時、救命救急の先生、看護師さんからきれいな介護ができていますねと声をかけていただいた時は、何よりも看て良かった。ようやったと自分に声をかけていました…。
過去の想い出は現在・未来のエネルギーとして、いつまでも過ぎた日々の事を引きずっていては明日が来ない。今日を大切に、自然の喜びに感謝して、いつの間にか手を合わせています。
まだまだ人生これからと頑張ります。
◆ 新入会員さんの紹介・・・どうぞよろしくね!
K林 K子 北浜町
今年7月に介護者の会の存在と活動を知り入会しました。私は夫の介護をしております。夫はH14年5月脳梗塞を発症、手術治療を続けました。H15年5月末から在宅介護をしています、夫は要介護5ですが家で一緒に生活が持てているのを有難く感謝する日々です。気管切開、経管栄養、重度の四肢麻痺です、言葉のやりとりはできませんが意思の疎通は出来ているつもりです。介護の会のオムツは重宝に利用させてもらっています。まだ集いには一度も参加したことはありません。コスモス、ベターケアは大変参考になり届くのを楽しみに待っています。皆さんのお仲間にしていただけるのを願っています。D本 M子 浜
主人を介護しています。先日 たかだマーレでの食事会にはじめて、参加しました。主人が入院していた時、病院で知り合った方に久しぶりに出会ってお喋りし、美味しい食事が出来、楽しいひとと を過ごしました。これからもよろしくお願いします。
お知らせ!
1、12月ミニ集い
日時:12月7日(日)10:00〜12:00
場所:西舞鶴市民プラザ 料理教室
内容:牛乳を使った料理の講習会
(エプロン・三角巾持参、無料)
2、平成16年1月のミニ集い
日時:1月28日(水)13:30〜16:00
場所:南公民館
内容:新年の集い・勉強会「糖尿病について」
3、オムツの共同購入
このたびテープ式・パンツ型共にSサイズの取扱を始めました。
Mサイズで横から洩れたり、ずれたりする場合にはSサイズの方がよいかも知れません。
サンプルもありますので、世話役までご相談ください。
4、リフレッシュ一泊旅行について
10月の昼食会の際、参加者にリフレッシュ旅行についてアンケートをお願いしました。その結果をもとに、一泊旅行は来年の春(6月頃)有馬温泉方面へ出かける事となりました。
ショートステイ等の関係もあり、できるだけ早く詳細をお伝えしますので是非ご参加ください。
《編集後記》
11月ミニ集い「ケアプランを見直そう」は、それぞれのケアプランを紹介し合ううちに、介護サービスの種類や利用の仕方を教えあう事にとどまらず、自分の介護を振り返ったり要介護者と自分の生活を見つめ直すユーザーの会らしい本質的な取り組みとなったように感じました。
今後も制度をきちんと理解し、サービス内容を正しく評価できる目を養うと共に、一人一人が自分の生活(人生)と介護について語り合える場になればと思います。
寒い季節に向かいます、くれぐれもご自愛ください。困った時は声かけてね!