舞鶴在宅介護者の会便り
No. 22
コ ス モ ス
発行2004/3

 うららかな春の日差しが嬉しい季節になりました。
伊佐津川のほとり、国病前の通り、自衛隊のあたりなど今年も桜がきれいでしたが、ご覧になる心のゆとりはあったかなと会員さんの顔を思い浮かべています。
3月のミニ集いを以って15年度の活動も終了いたしました。今年の活動は如何でしたか?
これからの活動への意見や要望がありましたら、どしどしお聞かせください。
人生の中で介護に関わる時間は人様々ですが、少しでも意味のある豊かな時間になりますように介護者の会のあり方をみんなで考えていきましょうね。


◆ミニ集いの報告 
*1月・・・「糖尿病」の勉強会(森 隆)
 1月28日(水)にひまわり薬局さんのお世話で現代病のひとつ「糖尿病」について話を伺いました。
 私にとっては遺伝する病気ときかされ縁遠いと思っていましたが、糖尿病予備軍をふくめて800万人にも上ると聞かされ、また最近は身近な若い方も糖尿病となり、食事療法を続けていたり亡くなられたりしており、これはいつかわが身にも降りかかるかもしれないと認識を変えております。
 糖尿病は血液中の糖分を燃やしてエネルギーに変えるインスリンというものの働きが悪くなる病気で、血液中の糖分が増え、それが毛細血管などをふさぐことなどによってからだのあちこちで合併症を誘発するという厄介な病気のようです。
 合併症は主に目、腎臓、神経の障害となって現れるようですが、さらに狭心症、心筋梗塞、脳梗塞といった恐ろしい病気も引き起こしかねないもののようです。
 しかし万が一糖尿病にかかったとしても悲観することなく、食事療法、運動療法、薬物療法など自己管理することによって合併症をふせぎ、普段の生活を続けることが出来るようですが、私たちは糖尿病予備軍にならないためにも肉食中心の食事を改め、体を動かして肥満を防ぐことが一番の予防のようです。
 また、健康診断時における血液採取は空腹時とされておりましたが、最近は食後2時間ていどの採取がよいとされるようになってきているようですので、医療機関とよく相談されて採取されることをお勧めします。
 さあ今年も健康に留意して元気いっぱいで過ごしましょう。


*2月・・・舞鶴の介護保険の現状を知ろう(森川 秀子)
 ミニ集いが2月21日中央公民館で開催され、ここで市役所の西村保健福祉部長から「介護保険の現状について」解りやすい説明をしていただきました。この日の参加者が少なかったので紙面をおかりしまして概略をお伝えいたします。
 初めに、介護者の会におほめの言葉をただきました。よく組織されていて、介護をしていた人が亡くなられてもそのまま会に留まり、傍観者にならずふんばって「世話になったから何か手伝いをー」の気持ちを持って熱心に活動していらっしゃることがすばらしいと高く評価して下さいました。
 介護保健は平成12年発足、3年後に見直しされました。また5年後には全面改変と当初から決められていましたが、すでに今日でも考え方が大きく変わってきています。例えば徘徊者のための回廊が施設にとりいれられましたが、痴呆の方を歩かせてばかりはよくない。特養は大部屋から個室へ。施設も小規模で多機能型(集団をかかえず、施設にグループホーム、デイサービスをくっつける)、また地域に小規模の施設が出来ました。
 舞鶴市の介護保険環境の現状:高齢者の割合ですが全国は18%、舞鶴市は22%(21、385人)、舞鶴で高いのは大浦地区で30%。 認定者は高齢者の15%、そのうちサービスを受けていない人が17%あります。介護認定の受付状況は平成12年に比べ15年には1.17倍の増加(要介護者が年間100人以上の増加)、平成12年のサービス利用(費用)は在宅2、000人(16億円)、施設入所620人(14億円)であったのが、15年では在宅2.3倍増の22億円、入所1.6倍増の22億円と4年間で大きく増加しているそうです。このままでは介護保険が破綻するのではと心配な状況にあるとか。17年には全面的に見直しがされ、保険料も基準額が369円の値上げとなります。まだ多くの入所施設を作って欲しいとの希望があるそうですが、前記のように施設の経費は在宅に比べはるかに高額となりますので、希望をかなえるには保険料を更に値上げせねばと?。即ちサービスの厚さと保険料は比例するそうです。
 H16年2月に特養入所の優先基準が定められました。評価基準は@要介護度、疾病、日常生活の自立度 A希望する理由(本人、家族の状況)B在宅サービスの利用度 C最初の申し込み年月 D特記事項(ヘルパー・施設長等の意見―虐待の有無などの記載)以上5項目から点数で集計して、各施設は順位を20番まで決めて該当者には連絡されたようです。
 舞鶴の高齢者福祉計画によれば、介護施設の整備状況は特養5ヶ所(池内のグレイス80床、H17.4開設を含む)640床、グループホーム5ケ所45床、デイサービス15ケ所(今年度は3ケ所新設され1日の利用者が80名増加)老健2ケ所(250床)となり、在宅のサービスにはゆとりが出るのではと考えられる。17年度にはこれまでの計画が終るので、18年になれば舞鶴市の方から問いかけると言っています。介護保険が医療保険のように赤字財政にならないためにも、自己中心的にならないように広い視野を持って対応していただきたいとのこと。
 「ベターケアー」25号に「介護保険改定の動き」として小竹雅子さんがレポートを載せておられます、じっくり読んで考えましょう。


* 3月・・・「皮膚の乾燥と痒みについて」勉強会(織田 恵美子)
3月のミニ集いが17日に西市民プラザで「老人性皮膚掻痒症」についての勉強会がありました。
皮膚が乾燥すれば、角質細胞が剥がれて水分が逃げやすい状態になって、肌荒れ 痒みの症状が起こり、掻けばかくほどヒスタミンが増えて痒みがひどくなるそうです。
予防には
・皮膚を清潔に保つ
・熱い湯はさけるようにする
・入浴後3分以内にスキンケアをする。この場合30cmx30cmの範囲にスキンローション20滴位が適当
・掻きすぎて傷にならないように、爪を切ってあげたり、医者の指示に従って薬剤を使用して痒みを忘れさすようにする
老人にかぎらず、私達も冬場になると痒くなり、知らず知らずのうちに掻きすぎているので、今日からスキンケアをしてツルツル肌で痒みのない、来年の冬を迎えたいと思います。
幼い子供からお年寄りまで皆さんもがんばってしてみてください。


*「かかりつけ薬局」のこと
 2月のミニ集いの後、薬局についてのお話を聞く機会がありました。
 高齢になると、いろいろな症状が出るようになります。そのため、たくさんの薬を飲んでいるお年寄りが少なくありません。しかし、体の機能が衰えているのに、薬の量が増えると、飲み合わせなどによる有害な影響が出る可能性が高まることが分かっています。薬について効能や飲み方を理解していくことが必要ですが、かかりつけの薬局を利用するのも一つの方法です。

 日本薬剤師会では「かかりつけ薬局」を持つことを勧めています。薬剤師が常駐して、調剤をしている、かかりつけの薬局があれば、自分が飲んでいる薬をチェックしてもらえるため、同じ成分の薬を重複して服用したり飲み合わせの害を防止したりすることができます。
 では、かかりつけ薬局はどうやって見つければいいのでしょうか。 自分の家の近くで、親切に相談に乗ってくれる薬局を探しましょう。処方せんは、かかっている医療機関の近くでなくても、どこの薬局に持っていってもいいのです。できるだけ、かかりつけ薬局で調剤してもらうようにすると、使っている薬を管理できます。
 調剤をしている薬局で配布している「お薬手帳」も効果的です。薬を処方されたり、売薬を買ったりしたら、薬剤師にこの手帳に記入してもらいます。(記入代が数十円ほどかかります。) 薬を処方してもらう時に、医師、薬剤師にこの手帳を見せてください。
 薬で有害な作用が出る理由のひとつに、いつ何錠飲むという服薬の指示をお年寄りが守れないことがあります。
そんな時も、かかりつけ薬剤師に相談しましょう。飲む時間ごとに薬をひとつの袋にまとめる。日付ごとに小さなポケットのついたお薬カレンダーを利用する。1日1回飲めばいいように医者と相談するなど、さまざまな工夫をしてくれるはずです。
 通院できないお年寄りの自宅を薬剤師が訪問する「居宅療養管理指導」という介護保険のサービスもあります。日中一人暮らしなどできちんと薬を飲めていないようでしたら、家族から往診の医師に相談してみましょう。


お知らせ
1、平成16年度総会
日時:4月25日(日) 午後1時から4時ごろ
場所:中舞鶴 中央公民館4階 研修室1
・ 年会費2,000円を持参ください。
・ 自分の健康やリフレッシュについてのお話を伺います。簡単な体操を教えていただきますので動き易い服装でお越しください。
・ 送迎の必要な方は事務局までご相談ください。
・ おむつの申し込みは事前に連絡してください。当日会場まで持参いたします。
・ 出欠については、世話役か事務局までご連絡ください。
 
2、リフレッシュ旅行の参加申し込みについて
6月5・6日に実施の旅行の申し込み用紙をコスモスと一緒に配付しました。
今年は少々リッチな旅行になりましたが、思いっきり楽しんでいただけるよう企画しましたので、是非ご参加ください。
申し込み用紙は20日までに世話役までお渡しください。


《編集後記》
 介護の質を上げようという思いから様々な勉強会を実施してきましたが、少しは役立っているでしょうか?「こんな事を知りたいわ」とか「こんな時どうすればいいの」という事があれば気軽にお知らせくださいね。このコスモスも新年度からは更にパワーアップしていきたいと思います。原稿や感想などもお待ちしています。
さあそろそろリフレッシュ旅行の隠し芸の練習を始めましょう!!