舞鶴在宅介護者の会便り
No. 33
コ ス モ ス
発行2006/11

◆会員の皆様へ  会長 由里 義雄

  皆様お変わりございませんか?本会の運営につきましては多大なるご協力を賜っておりますことについて感謝申し上げ厚くお礼申し上げます。

今年も「認知症サポーター養成講座の開催」「福祉を専攻する立命館大学生の現場実習援助」「秋のホットストリート in 舞鶴への参加」「料理講習時に在宅介護者に対し弁当を作り配布する」等々、地域社会への貢献にも努めており、本会への評価は年々高くなっておりますことも、付け加えご報告しておきます。

さて、一方このところ国内外においては、日々大きな問題ばかり続発する等、一体どうなっているのだろうと不安さえ感じる毎日ですが、皆様は自分のペースで毎日をお過ごしいただきたい。そして風邪など引かないよう健康に留意され師走を迎えられますようお願いし、簡単ですが一言ご挨拶とさせて頂きます。


◆ミニ集いには気軽に参加しましょう

  ミニ集いは、会員のコミュニケーションを深め、交流することにより知識を広め、また現介護者のストレスの解消にもつながるというのが目的なのです。

そのため、全体的には勉強会、リフレッシュ旅行、昼食会、料理教室、誰でも出来るスポーツ、遊び等実施しております。これらは役員会で協議決定し、それぞれ役員が責任を持って行っております。参加者は何れも和やかで楽しく良かったというのが感想で、今後も継続し、そして既に介護の終わった方で会員として協力いただいている方々の積極的な参加をもお願いして、実のある集いにしていきたいと思っております。

在宅介護なさっている方々は、本当にご苦労様です。集いへの出席は被介護者の短期入所の場合でないと困難と思いますので無理は申しません。ミニ集い実施については、各地域で実情に合ったやり方で、例えば昼食会を短時間で行う等考えますれば、ミニミニ集いということで可能かもしれません。介護者が僅かの時間でも解放されるようにしたいというのが本音なのです。今後参加しやすい方法を更に検討していきたいと思いますので何卒ご協力お願いいたします。


◆美味しい心のこもった手作りお弁当  新保 和子

   在宅介護者の会のミニ集いで何回か料理教室を行いました。いつも皆さんで作った料理をお喋りしながら楽しく食べて終わりでしたが、「参加した皆さんでお弁当を作り、在宅で介護しておられる方に配って食べてもらったら?」と、ある方から提案がありました。

その方のお母さんが倒れられた時の話を聞きました。家のこと全てをお母さんに任せて毎日忙しく勤めていた時、そのお母さんが突然倒れ入院が必要になり、今まであたり前のように過ごしていた生活と、この先どうなるのか不安で何も考えられなかったそうです。そんな時、「これ食べて」と、ご主人の友達の奥さんがおかずを持ってきて下さったそうです。それまでは仕事で毎日忙しくしていたので、おかずをいただくことなどなかったそうです。その時のことを思い出すと今も涙が出ると泣きながら私に話されました。

 その話を聞き、皆さんで手作り弁当を作り、介護している方にちょっとでも喜んでもらえればと思い、役員会で「弁当を作ります」と言うと、畑で収穫したお米、じゃがいも、かぼちゃを「これ使って!」と言って提供してもらい、うれしくなりました。メニューを「ばら寿し、ポテトサラダ、かぼちゃの甘煮」に決め、当日煮豆を炊いて持ってきてもらい、メニューが増えました。お昼までに作り、配れるか心配でしたが皆さんの手ぎわの良さと協力のおかげで、11時には出来上りほっとしました。

 配るのは世話人の方にお世話になり、心のこもった美味しい手作り弁当が出来上がりました。今回は初めての試みで、現在在宅介護している方、お弁当作りに参加した方だけにお配りし、他の会員の皆様や介護していても施設、入院している方には配れませんでしたので申し訳なく、残念に思います。

 後になりましたがお弁当を作って頂いた方、材料を提供して頂いた方、配って頂いた方、そしてお弁当を作ったらと言って頂いた方、皆様お世話になりありがとうございました。

**参加して一言**  D野 M代子

 和やかな中にも緊張感の走る、料理教室のお弁当つくりでした。参加された方々はさすがに料理のプロ(主婦です。みなさんの手さばきの見事さにビックリしました。 日頃、介護中心で自分の食事はついついおろそかになりがち、お昼のホットするひと時に届く温もりのあるお弁当はどなたも喜ばれたプレゼントだったことでしょう。企画を組んで下さった役員の方には感謝します。ありがとうございました。身近なつながりが深まり、これからも続けられといいなあーと思います。

**「ごちそうさまでした!!」**  A立 K

 私は店(薬局)をしているので、寝たきりの主人をずっと介護することができず、施設でお世話になっています。現在は月に1・2度、子供達が帰ってくる時に主人を家に連れて帰り、楽しいひと時を過ごしております。

先月は店でバタバタとしていたお昼どき、会員さんがお弁当を届けて下さいました。その時はお話し出来なかったのですが、後でお聞きしたら、介護者の会の皆さん方が作って下さったとか……感謝感激。季節の味、ビタミン愛がたっぷり入ったお弁当に幸をいっぱい戴きました。ごちそうさま! とても美味しかったです。思いもかけないプレゼントは大人になっても嬉しいものですね。


◆9月3日(日) 勉強会  松岡 幸代

  PM  1:30より南公民館で行いました。 その内容は、2005年から「認知症を知り、地域をつくる10ケ年」のキャンペーンが始まっていること、このキャンペーンのメインは、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、支援する人(サポーター)を一人でも増やし、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを市民の手で広めていくこと、認知症とはどういうものか?などについての知識を深める機会でした。

  舞鶴市には現在サポーターを増やすためのキャラバンメイトが16人います。(私もその一人です。)出席者は30余名あり、私の下手な話を熱心に聞いていただき有難く思っています。質問もあり、認知症に対する理解を深めてもらえたように思いました。

 参加していただいた方にはサポーターである印としてオレンジのリングを貰っていただきました。

 そのリングを常にはめていただき、それぞれの地域で認知症のサポートをされているものと思っています。

**認知症サポーター講座をうけて**  71歳の受講者(会員外)より

 認知症! かえって理解に苦しむ病名となった思いです。でも講話の方はわかり易い説明で理解することができました。まだ正常でおれる自分に感謝しています。しかしいずれ齢を重ねて行けば我が身も…と何となく身近に感じました。私も元気なうちは出来るだけオレンジのサポーターバンド身につけ、先輩達!に優しく接するようにしたいと思います。


◆ほっとストリート参加報告  富樫 真佐子

 101日 西地区の商店街一帯で「秋のほっとストリートinまいづる2006」が開催されました。今年で5回目ですが、初めてこの催しを知ったとき、在宅介護者の会の存在を知ってもらいたいという思いから、参加できることを市にお願いしました。何もかも決定した後でしたので、小さいスペースを頂いての出発だったことを思い出しました。

 今年のテーマは「熱い思い、温かいおもてなし、癒しの空間」をテーマに約28,000人の人でにぎわいました。今回は真名井通りから入った場所でしたので、素通りが多くなかなか入ってくる人は少なく、通りまで出て行き、友人・知人を誘って来てもらいました。来られて、見てもらった人の中から「にぎりっこ」や「改良パジャマ」を希望され、又購入される人もありました。

会からは9人に参加して頂き、現在ご自身の介護体験を語られ、丁寧に説明される場面もあり、とても喜んでおられる人もありました。

各商店街の催しに合わせて参加された会員の方、また会員の方のご家族も一緒に楽しいひとときを過された1日だったと思います。


◆佐藤きよ子さん功労者表彰、受賞  由里 義雄 

平成18年度舞鶴市社会福祉大会において、福祉ボランテイア「ひょうたんクラブ」の代表として、市民表彰を受けられました。「ひょうたんクラブ」は数人によるマジックの同好会です。91歳という高齢にもかかわらず、10年以上続けておられますことについて、本当に頭の下がる思いがいたします。

佐藤さんは「ひょうたんクラブ」について次のように語っておられます。

 私がクラブに入れていただいたのが、平成8年頃だったと思います。マジックは、一瞬のスリルです。一時の笑いです。「痛いの痛いのとんでゆけ」と両手を上げると、皆さんにやりと笑いがこぼれます。高齢者はなかなか笑うことがないのですが、笑いによって痛いところが軽くなるそうです。すこやかの森へ慰安に行きましたとき、皆さん車椅子に座って不信の目で見ていましたが、マジックになると真剣に車椅子からのり出して見ています。また、荒木クリニックにも訪問しましたが、ココ一番のクライマックスになると「ウワー」と驚きの合唱。私もこのときがマジシャンとしての醍醐味です。そしてヤジまでとんでとても病人さん達とは思えません。年を重ねて体が悪くなると 悲しく淋しいものです。せめて一時でも病を忘れて下されば私も嬉しいです。月2回の研究会には休まないようにして、勉強につとめております…と。

 いつまでも健康で頑張ってほしいとお願いしました。


◆《改正介護保険》・・・・・なぜ変わったか、どう変わったか、どうすればいいか・・・・・

●負担が増えてサービスが制限された今回の介護保険改正

急速な高齢化を背景に登場した介護保険法は、さまざまな不備を指摘されながらも「走りながら考える」と5年ごとに見直しを行うことが約束され、今年4月からはじめての改正が実施されています。

今回の改正の中心は年々増加する介護保険財政の「給付抑制」で、保険料の上昇を抑えるとともに、サービス利用の制限が行われました。

その具体的内容は、昨年10月から“前倒し実施”された施設サービスなどの利用者負担増、今年4月からの「軽度」者のホームヘルプサービス、通所サービス(デイサービス、デイケア)、福祉用具レンタルの利用制限という形でまず、私たちの前に現れました。

特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養病床の施設サービスは、居住費(減価償却費と水道光熱費)と食費(調理費用)が介護保険の対象からはずされ、

ショウートステイの滞在費と食費、通所サービスの食費もそれぞれ利用者負担となりました。

 今年4月以降の介護認定では、これまでの要支援は要支援1になり、要介護1の人たちは要支援2と要介護1に分かれました。要支援1,2の人たちは、市が新設した地域包括支援センターで介護予防ケアプランの作成支援を利用するのが原則となり、介護予防サービスのメニューから選択することになりました。

 介護予防サービス・メニュウーのホームヘルプ・サービス、通所サービスは、介護報酬(利用料)がこれまでの時間単位の加算から月単位の定額制となり、利用回数が実質的に制限されています。また福祉用具レンタルは要支援1・2の人たちにとどまらず要介護1までを含めて、認定ランクのみで「利用が想定しにくい」と判断され、「一部例外」の人たちをのぞき、電動ベッド、車椅子などの品目が介護保険の対象から除外されました。

●納得できない場合はどのようにすればよいか

 要支援1・2、要介護1という認定結果に疑問や不服がある場合には、再認定や区分変更申請を申し込む(ケアマネージャーに手続きをしてもらう)。ホームヘルパーや通所サービスを制限されて困る場合には、市の独自サービスや、地域の支え合いサービスを利用する、サービス提供事業所に全額負担のサービスを依頼する、などの方法があります。

 福祉用具レンタルに関しては、介護認定の訪問調査の「起き上がり」「寝返り」のどちらかの項目に「できない」とチェックが入らないと、一律に利用品目が制限されます。一部介助が必要な場合も「できない」に該当することから、訪問調査員に質問されたときには、「できない」とはどういう内容なのかを確かめ、慎重に返事する必要があります。

 施設サービス含めて自己負担が苦しい場合は、介護保険で設けられている低所得者対策の対象になるのか、市が独自実施する補助制度があるか調べることが大切です。(いずれの場合も市、ケアマネージャーに相談する)                                         「ほっとくる」12月号より


◆介護疲れはありませんか!!                 事務局より

紅葉の秋となり、彼方此方の山がすっかりおしゃれになって美しい姿に変ってきました。介護に真っ最中の方々は紅葉も桜も新緑もないと言われるかも知れませんが、それではいけません。四季の移り変わりを味わうゆとりを持って介護をすれば、また優しい介護となるでしょう。

介護者の会では、いろいろな行事を月々に計画しておりますが、現役の介護者の方の出席は僅かです。どの行事にしても現役の介護者の方々のことを第一に考えて予定しております。行事に参加された方の感想をそのつどコスモスに掲載しておりますが……、「面白かった」「勉強になった」「参加してよかった」と書いておられます。現役の介護者の方、どうぞ行事に一度お出かけください。病院の看護師、在宅訪問のヘルパー、施設の介護職の方はそれぞれの専門家なのです。もっと信頼し任せて、被介護者から一時離なれて自分自身をリフレッシュしてください。そうすることによって良い介護、継続する介護につながります。介護はいつまでという期限はないのです。自分の介護力を無理のない状況にして下さい。

至急確認ください!!

70 歳以上の人で、夫婦で年収520円未満(課税所得 145 万円以上)の場合は収入申請を・・・・申請しないと窓口 3 割負担の場合も

70 歳以上の医療費の窓口負担は、高齢者 2 人世帯(夫婦)で年収 520 万円未満の人は 1 割負担ですが、

税制改正の影響による収入申請をし忘れると 3 割負担になってしまいます。

*申請が必要な人は

課税所得が 145 万円以上で収入申請していない人です。

高齢者 2 人世帯で年収 520 万円未満の人は、医療機関の窓口で支払う自己負担額が変わりますので

急いで申請してください。

*申請方法

市町村では「基準収入額適用申請のご案内」を郵送していますが、忘れている人も多いようです。

申請案内には、締め切りが書いてありますが、期日を過ぎていても気がついたらすぐに申請してください。

受給者証が差し替えられます。ただし、それまでに払いすぎた医療費の自己負担分は戻ってきません。

*問い合わせ先 : 市の保険年金の窓口

医療費改正のポイント

1、高齢者の医療費負担が一部変わりました。(下表参照)

10 月から、一定以上の所得(高齢者 2 人世帯で年収 520 万円以上、単身世帯で年収 383 万円以上)の人は、

高齢者が病院の窓口で支払う自己負担額が 2 割から 3 割になりました。それ以外の人は原則 1 割負担のままです。

また、 2008 年 4 月からは一定以上の所得がない人も、 70 〜 74 歳の人は原則 2 割負担になります。

所得区分

年齢区分

医療費窓口負担割合

2006 年 9 月まで

2006 年 10 月から

2008 年 4 月から

どちらかに当てはまる人

70 歳以上

2 割

3 割

・高齢者 2 人世帯で年収が約 520 万円以上

・単身世帯年収 383 万円以上

高齢者 2 人世帯で年収が約 520 万円未満

70〜74歳

1 割

2 割

75 歳以上

1 割

2、高額療養費制度も変わりました

高額療養費制度は、医療費の窓口負担額が自己負担限度額以上になった場合に超過分が戻ってくるものです。

70 歳以上の人が入院した場合、自己負担限度額が、月額 40,200 円から 44,000 円になりました。

一定以上の所得の人(高齢者 2 人世帯で収入 621 万円以上、単身世帯で年収 484 万円以上)は 80,100 円です。